モロッコのマラケシュ市劇場に対する文化無償協力について
平成13年8月6日
- わが国政府は、モロッコ王国政府に対し、マラケシュ市劇場が音響・照明機材を購入するため（the Supply of Sound and Lighting Equipment to the Marrakech Municipal Theater)、4,430万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が8月8日（水）、ラバトにおいて、わが方加藤冬彦在モロッコ臨時代理大使と先方アブデラジズ・トゥーリ文化・情報省事務次官（Mr. Abdelaziz TOURI, General Secretary of Ministry of the Culture and the Communication）の間で行われた。
- モロッコのマラケシュ市は、首都のラバトから南西約300kmに位置する世界的に有名な観光都市である。マラケシュ市劇場は、同市目抜き通りの交差点に位置し、国内外から集まる観光客の注目を集めている。同劇場は、同市における唯一の文化施設として文化活動の中心になっており、活発な文化事業を行っていくことが期待されている。しかし、予算不足のため、必要な機材の拡充が困難となっている。
このような状況の下、モロッコ政府は、マラケシュ市劇場が音響・照明機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。