
パプアニューギニアの「ハイランド国道レロン橋・ビティジャ橋架け替え計画」に対する無償資金協力について
平成13年7月10日
- わが国政府は、パプアニューギニア政府に対し、「ハイランド国道レロン橋・ビティジャ橋架け替え計画」(The Project for Reconstruction of Leron Bridge and Bitija Bridge on the Highlands Highway)の実施に資することを目的として、9億400万円を限度とする額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が7月10日(火)、ポートモレスビーにおいて、わが方田中辰夫在パプアニューギニア大使と先方ジョン・プンダリ外務大臣(The HonorableJohn Pundari, MP Minister for Foreign Affairs )との間で行われた。
- パプアニューギニアのハイランド国道は同国における最も長い道路であり、最大の港であるレイ港と、人口の約3分の一を占めるハイランド地域を結ぶ幹線道路である。この国道は経済的社会的観点から、同国が発展を遂げる上で非常に重要な役割を担っている。
しかしながら、マーカム・バレー沿いに位置する2橋(レロン橋およびビティジャ橋)は、建設後40年以上経過し、橋脚および橋台が川の砂利により洗掘されて、非常に危険な状態となっている。
このような状況の下、パプアニューギニア政府は、「ハイランド国道レロン橋・ビティジャ橋架け替え計画」を策定し、この計画のための橋の架け替えに必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。
- 橋梁の架け替えが行われることにより、約180万人のハイランド地域住民のための生活物資の輸送等社会経済活動が保たれることが期待される。