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トリニダード・トバゴの国立高等教育機関に対する文化無償協力について

平成13年6月21日

  1. わが国政府は、トリニダード・トバゴ共和国政府に対し、国立高等教育機関がLL機材(語学学習用機材)を購入するため(the supply of language laboratory equipment to the National Institute of Higher Education, Research, Science and Technology)、3,010万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が6月20日(日本時間21日)、ポートオブスペインにおいて、わが方山岸祥郎在トリニダード・トバゴ大使と先方マービン・I・アッサム企業開発・外務・観光大臣(Mervin I.Assam, Minister of Enterprise Development, Foreign Affairs and Tourism)との間で行われた。

  2. 国立高等教育機関は、1977年に設立され、計画・開発省の管轄下、5つの学校を擁している。そのうちの語学学校は、単なる語学教育のみならず、政府の公式な通訳養成・翻訳機関、また外国文化をトリニダード・トバゴ国内に紹介する機関として同国の教育・文化の向上において指導的な役割を果たしている。しかし、既存のLL機材は老朽化し、録音が出来なくなっているため、新たなLL機材を購入することを希望しているが、予算上の制約から困難な状況にある。
     こうした状況の下、トリニダード・トバゴ政府は、国立高等教育機関がLL機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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