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スリランカの「ガンポラ橋・ムワガマ橋架け替え計画」に対する無償資金協力について

平成13年6月15日

  1. わが国政府は、スリランカ民主社会主義共和国政府に対し、「ガンポラ橋・ムワガマ橋架け替え計画」の実施に資することを目的として、総額14億9,700万円(平成13年度:4億3,000万円、平成14年度:7億6,500万円、平成15年度:3億200万円)を限度とする額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、6月15日(金)、コロンボにおいて、わが方大塚在スリランカ大使とジャヤスンダラ大蔵・計画次官(Dr. P. B. Jayasundera, Secretary, Ministry of Finance and Planning)との間で行われた。

  2. スリランカでは、内陸輸送のほとんどを道路交通に頼っており、近年の交通量の増加に伴い、道路交通の安全性および輸送量の増強の確保が課題となっている。このため、同国政府は、老朽化等により安全面からも改善が必要とされる橋梁のうち、小規模な橋梁については自助努力により改修および架け替え事業を始めているが、大規模な橋梁については予算および技術的な制約からその作業が進んでおらず、落橋等による物的等の被害とこれに伴う地域社会活動の停滞が懸念されている。
     このような状況のもと、スリランカ政府は、特に緊急な対応が必要とされる2橋梁のための「ガンポラ橋・ムワガマ橋架け替え計画」を策定し、この計画のための2橋梁の建設に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

  3. 本案件の実施により、車両および歩行者の安全かつ確実な通行が確保され、当該地域の経済発展に寄与することが期待される。
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