
ブルキナファソに対する無償資金協力(食糧援助)について
平成13年5月30日
- わが国政府は、ブルキナファソ政府に対し、2億5,000万円を限度とする無償資金協力(食糧援助)を行うこととし、このための書簡の交換が5月29日(日本時間30日)ワガドゥーグーにおいて、わが方中村實宏在ブルキナファソ大使と先方ユスフ・ウエドラオゴ国務大臣・外務大臣(Youssouf OUEDORAOGO, Ministre d'Etat, Ministre des Affaires Etrangeres)との間で行われた。
- ブルキナファソは、アフリカ大陸西部の内陸に位置する後発開発途上国であり、北部に乾燥したサヘル地帯を有しているため、農業生産基盤が脆弱となっている。近年、とうもろこしやミレット等の生産は伸びてきているものの、穀物の絶対量が依然不足している状況である。
加えて、2000年は降雨量が前年に比べ減少したため全国的に農業生産量が減少しており、食糧不足に拍車をかけている。国連食糧農業機関(FAO)の統計によれば、2001年には、24万トンの穀物を外国に依存する見通しである。
このような状況の下、ブルキナファソ政府は、食糧不足に伴う食糧(米)の購入のために必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。