国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

ミクロネシアの「ヤップ州道路整備計画」に対する無償資金協力について

平成13年5月22日

  1. わが国政府は、ミクロネシア連邦政府に対し、「ヤップ州道路整備計画(the project for the Road Improvement for the State of Yap)」に資することを目的として、総額8億5,500万円(平成13年度2億2,000万円、平成14年度6億3,500万円)を限度とする額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が5月22日(火)、パリキールにおいて、わが方山崎武紀在ミクロネシア臨時代理大使と先方イエスケ・イエシ外務大臣(Honarable Ieske K.Iehsi, Secretary of Foreign Affairs)との間で行われた。

  2. ミクロネシアは、ポンペイ州、コスラエ州、チューク州およびヤップ州の4州からなる連邦国家であり、連邦政府は経済的自立達成のために産業の振興を模索している。ヤップ州は連邦政府の政策に基づいて、経済開発、観光開発の発展を目指しており、都市と農村部の地域格差の是正、国内市場の拡大等のためにも第一級道路整備の重要性を認識している。同州の首都であるコロニアはヤップ島に位置し、ヤップ島および隣接する島々に幹線道路が存在するが、舗装されていない道路が多く、さらに一部は雨期には浸水が見られる等地域住民の移動、生活物資の輸送面で支障を来している。
     このような状況の下、ミクロネシア政府は「ヤップ州道路整備計画」を策定し、この計画のための道路の建設に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

  3. この計画の実施により、約1万2,000人のヤップ州の住民の生活の向上が図られることが期待される。
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