
グアテマラのミゲル・アンヘル・アストゥリアス文化センター小劇場に対する文化無償協力について
平成13年5月17日
- わが国政府は、グアテマラ共和国政府に対し、ミゲル・アンヘル・アストゥリアス文化センター小劇場(the Small Theater of the Culture Center "Miguel Angel Asturias")が音響・照明機材(音声ミキサー、アンプ、スピーカー、スポットライト他)を購入するため、4,480万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が5月17日(木)、東京(首相官邸)において、小泉純一郎総理大臣、アルフォンソ・アントニオ・ポルティージョ・カブレラ・グアテマラ大統領立ち会いの下、わが方田中眞紀子外務大臣と先方ガブリエル・オレジャーナ・ロハス外相(Lic. Gabriel Orellana Rojas, Minister of External Relations)との間で行われた。
- ミゲル・アンヘル・アストゥリアス文化センターは、1978年に設立され、国立劇場の名称で国民一般に知られるグアテマラ随一の劇場であり、その名の由来となっているミゲル・アンヘル・アストゥリアスは同国が生んだノーベル賞作家である。同センター小劇場は同国の劇団、音楽家が頻繁に利用し、同国若手芸術家の育成に寄与している他、教育現場では貴重な課外授業の一環として学生向けの各種公演が行われている。しかし、機材の老朽化が著しく新たな音響・照明機材を購入することを希望しているが、予算上の制約から困難な状況にある。
こうした状況の下、グアテマラ政府は、ミゲル・アンヘル・アストゥリアス文化センター小劇場が音響・照明機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。