
モルディブに対する無償資金協力(食糧援助)について
平成13年5月11日
- わが国政府は、モルディブ共和国政府に対し、1億7,000万円を限度とする額の無償資金協力(食糧援助)を行うこととした。このための書簡交換が、5月11日(金)、スリランカのコロンボにおいて、わが方大塚清一郎在モルディブ大使(スリランカにて兼轄)とユースフ在スリランカ・モルディブ高等弁務官(H. E. Mr. Abdul Azeez Yoosuf, High Commissionor of the Republic of Maldives in Sri Lanka)との間で行われた。
- モルディブはインド洋に位置する人口約28万人の国である。国土は約1,200の島々からなり、これらはほぼ全てが環礁であることから、穀物の生産性は低く、毎年食糧穀物需要量のほとんどを輸入に依存している。このため、穀物輸入は同国の貿易赤字の主要因となっており、同国経済にとり大きな負担となっている。
このような状況の下、同国政府は食糧(小麦粉)の輸入に必要な資金について、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。