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スリランカの「マータラ総合病院医療機材整備計画」に対する無償資金協力について

平成13年4月11日

  1. わが国政府は、スリランカ民主社会主義共和国政府に対し、「マータラ総合病院医療機材整備計画」の実施に資することを目的として、総額3億6,200万円を限度とする額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡交換が、4月11日(水)、コロンボにおいて、わが方高橋周平在スリランカ臨時代理大使とジャヤスンダラ大蔵・計画次官(Dr. P. B. Jayasundera, Secretary, Ministry of Finance and Planning)との間で行われた。

  2. スリランカの医療保健事情は、依然として感染症、呼吸器疾患という開発途上国特有の疾病が多い。このためスリランカ政府は、医療保健体制の一層の整備および医療サービスの向上を目指している。しかし、同国では、医師および医療従事者の不足が問題となっているほか、医療サービスの地域間格差も深刻な問題となっている。中でもマータラ総合病院は、同国南部地域のマータラ県、ハンバントータ県およびゴール県を中心とした地域の中核病院としての役割を担っているが、医療機材の旧式化および老朽化により、基本的な診療機能が十分とはいえない状況が続いている。
     このような状況の下、スリランカ政府は「マータラ総合病院医療機材整備計画」を策定し、この計画の実施のための医療機材等の購入に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

  3. 本案件の実施により、マータラ総合病院の基本的な診療機能が高まり、スリランカ南部地域の医療サービスの向上が期待される。
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