
ポーランドの国立図書館に対する文化無償協力について
平成13年4月6日
- わが国政府は、ポーランド共和国政府に対し、国立図書館(the National
Library)が視聴覚機材(ミキサー、マイク、プロジェクター、音声会議システム等)を購入するため、4,190万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が4月6日(金)、ワルシャワにおいて、わが方上田秀明在ポーランド大使と先方ヴワディスワフ・バルトシェフスキ外相(Proffessor Wladyslaw Bartoszewski, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Poland)との間で行われた。
- 国立図書館は、図書、絵画、写真等730万点のコレクションを誇るポーランド最大の図書館であり、講堂および展示ホールといった施設も有している。本来の図書業務に加え、これら施設を使用して学術講演会、シンポジウム、コンサートおよび国際会議など総合的な文化活動を行っており、年間36万人の人々によって利用されている。
同図書館は、一昨年に完成した講堂を用いて様々な文化事業を実施する計画を有しているものの、予算上の制約から視聴覚機材の整備が十分でない状況にある。このような状況のもと、ポーランド政府は、国立図書館が視聴覚機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。