平成13年3月30日
【通常の円借款6案件:(合計額)460億5,700万円】 | |
(1)フーミー・ホーチミン市500kV送電線建設計画 | 131億2,700万円 |
(2)ダイニン水力発電所建設計画(第2期) | 100億円 |
(3)オモン火力発電所およびメコンデルタ送変電網建設計画(第1期) | 59億円 |
(4)ファンリー・ファンティエット灌漑計画(エンジニアリング・サービス) | 4億3,700万円 |
(5)ホーチミン市水環境改善計画(第1期) | 82億円 |
(6)国道1号線バイパス道路整備計画 | 83億9,300万円 |
【特別円借款1案件】 | |
(7)クーロン(カントー)橋建設計画 | 248億4,700万円 |
(総額) | 709億400万円 |
(1)利子率
上記2.(1)、(3)、(4)、(5)および(6)は特別環境金利と同じ金利(0.75%)を適用。(注)上記2.(2)は本体部分のみ。
(ロ)本体部分
(A) | 上記2.(2)、並びに、(5)の水質汚濁防止を目的とする下水処理施設整備部分は特別環境金利(0.75%)を適用。 |
(B) | 上記2.(5)のその他の部分は通常環境金利(1.30%)を適用。 |
(C) | 上記2.(1)、(3)、(6)は通常金利(1.80%)を適用。 |
(D) | 上記2.(7)は特別円借款金利(0.95%)を適用。 |
(注) | 上記2.(4)はコンサルタント部分のみ。 |
(2)償還期間 30年(10年の据置期間を含む)
但し、特別環境金利と同じ金利が適用される部分および特別円借款については40年(10年の据置期間を含む)。
(3)調達条件 一般アンタイド
但し、特別環境金利と同じ金利が適用されるコンサルタント部分および特別環境金利が適用される本体部分については二国間タイド。また、特別円借款(監査部分を除く)については日本タイド。
(4)その他
特別円借款については、調達プロセスの公正性、競争性を確保するため、調達手続について、借款資金を活用し、第三者機関等による定期的・事後的監査を実施する。
(参考)
(1)フーミー・ホーチミン市500kV送電線建設計画 | [供与限度額:131億2,700万円] |
ベトナム南部最大の発電基地フーミーから同国最大の都市ホーチミン市に電力を安定的に供給するため、大容量送変電システム整備の一環として、500kV送電線および変電所を建設するもの。 | |
(2)ダイニン水力発電所建設計画(第2期) | [供与限度額:100億円] |
ホーチミン市の北東260km地点のドンナイ川水系に水力発電所(総出力300MW)および関連送変電設備の建設を行うもの。 | |
(3)オモン火力発電所およびメコンデルタ送変電網建設計画(第1期) | [供与限度額:59億円] |
ベトナム南部の電力需要増加に対応するため、メコン・デルタの中心であるカントー省オモンに火力発電所(300MW、重油/ガス焚き)および関連送変電設備の建設を行うもの。 | |
(4)ファンリー・ファンティエット灌漑計画(エンジニアリング・サービス) | [供与限度額:4億3,700万円] |
ベトナム中南部ビントゥアン省ファンリー・ファンティエット地区に農業生産向上を目的として灌漑設備を整備するもの。今回の借款対象は、詳細設計、入札書類準備等を内容としたエンジニアリング・サービス。 | |
(5)ホーチミン市水環境改善計画(第1期) | [供与限度額:82億円] |
ホーチミン市の市街地の中心地区において都市排水・下水施設を整備し、頻繁に生じている浸水等を防止・軽減すると共に、下水の収集・処理施設を建設し、域内の運河の水質を改善することにより、都市環境および衛生面を含む地域住民の生活環境を改善するもの。 | |
(6)国道1号線バイパス道路整備計画 | [供与限度額:83億9,300万円] |
ベトナムを南北に横断する国道1号線において交通上のボトルネックになっているカントー地区のメコン川において、特別円借款(クーロン(カントー)橋建設計画)により建設予定の橋梁に至る国道1号線のバイパス道路(全長約13km)を整備するもの。 |
(1)クーロン(カントー)橋建設計画 | [供与限度額:248億4,700万円] |
国道1号線におけるカントー地区のメコン川渡河地点において、ビンロン省とカントー省を結ぶ現行のフェリー航路から3.2km下流地点に橋梁(全長約2.750m)を建設するもの。 |