
カザフスタン国立音楽アカデミーに対する文化無償協力について
- わが国政府は、カザフスタン共和国政府に対し、国立音楽アカデミー(Kazakh National Academy of Music)が楽器(弦楽器、管楽器、打楽器)を購入するため、4,980万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が3月30日(金)、アスタナにおいて、わが方田中謙次在カザフスタン大使と先方エルラン・イドリソフ外務大臣(Erlan Idrissov,Minister of Foreign Affairs of the Republic of Kazakhstan)との間で行われた。
- カザフスタン国立音楽アカデミーは、各種音楽家の養成を目的としてカザフスタンの新しい首都であるアスタナに1998年に設立され、今後同国の音楽教育を担う中心的存在となることが期待されている。
しかし、同アカデミーは設立されて以来、授業で使用するための十分な楽器を必要としているが、独立後の財政難のため、音楽楽器の購入が困難な状況にある。
このような状況の下、カザフスタン政府はカザフスタン国立音楽アカデミーが楽器を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対し文化無償協力を要請してきたものである。