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マレーシアのマラ教育財団に対する文化無償協力について

平成13年3月23日

  1. わが国政府は、マレーシア政府に対し、マラ教育財団(MARA Education Foundation)が実験機材(物理実験機材、化学実験機材、機械工作技術機材等)を購入するため、4,310万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が3月23日(金)、クアラルンプールにおいて、わが方原島秀毅在マレーシア大使と先方アブドゥル・カディル・モハメッド外務次官(Mr.Datuk Abdul Kadir Mohamad, Secretary-General, Ministry of Foreign Affairs, Malaysia)との間で行われた。

  2. マラ教育財団は、教育および産業の振興を目的としており、わが国の大学をはじめ外国留学のための予備教育を実施する機関であり、マレーシアの将来の経済発展に欠かせないエンジニアの養成等人材育成を行っている。特に、わが国大学の理科系各学科に留学を予定している学生にとっては、事前に日本の大学教育水準に近づく教育を受けることができる極めて重要な教育機関となっている。
     しかしながら、マラ教育財団には、老朽化した機材しかないため、教育水準を維持することが困難となっている。一方、財政的な理由により、同教育財団が新規に必要とする機材を購入することは困難な状況にある。
     こうした状況のもと、マレーシア政府はマラ教育財団が実験用機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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