
マリ柔道協会に対する文化無償協力について
平成13年3月19日
- わが国政府は、マリ共和国政府に対し、マリ柔道協会(the Judo Federation of Mali)が柔道器材(畳、柔道着他)を購入するため、4,210万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が3月19日(月)、セネガルのダカールにおいて、わが方古屋昭彦在マリ大使(セネガルにて兼轄)と先方ファトゥマタ・ディアル在セネガル・マリ共和国大使(FatoumataDIALL,Ambassador of Republic of Mali in Republic of Senegal)との間で行われた。
- マリ柔道協会は、1961年に設立されたが、1960年の独立後の熱気と歩調を合わせるかのように柔道への関心も高まり、1965年に行われた第1回アフリカ柔道選手権では金メダルを獲得した。同国では1968年のクーデター後、柔道は停滞したが、1997年より柔道の再活性化が図られており、老朽化が著しい畳等、新たな柔道器材を購入することを希望しているが、予算上の制約から困難な状況にある。
こうした状況の下、マリ政府は、マリ柔道協会が柔道器材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。