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スリランカの「ガンポラ橋・ムワガマ橋架け替え計画(詳細設計)」に対する無償資金協力について

平成13年2月23日

  1. わが国政府は、スリランカ民主社会主義共和国政府に対し、「ガンポラ橋・ムワガマ橋架け替え計画(詳細設計)」の実施に資することを目的として、総額4,100万円を限度とする額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、2月23日(金)、コロンボにおいて、わが方大塚清一郎在スリランカ大使と先方ジャヤスンダラ大蔵計画次 官(Dr. P. B. Jayasundera, Secretary, Ministry of Finance and Planning)との間で行われた。

  2. スリランカでは、内陸輸送のほとんどを道路に頼っており(貨物:約82%、旅客:約90%)、最近の交通量の増加と相まって、道路交通の安全性の確保および輸送力の増強が課題となっている。このため、同国政府は、主な道路のうち老朽化し、安全面からも改善が必要とされる橋梁に対して、一部改修事業に踏み切っている。しかしながら、予算および技術的な制約から補修されている橋梁は2割程度に留まっており、残りの橋梁では、かなりの損傷を受けていることから、落橋等による物的および人的被害とこれによる交通遮断が引き起こす地域社会活動の停滞が懸念されている。
     このような状況のもと、スリランカ政府は、「ガンポラ橋・ムワガマ橋架け替え計画」を策定し、この計画のための緊急な対応が必要とされる橋梁の改修のための詳細設計に必要な資金について、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。
     なお、わが国は1998年に同国の「五橋梁架け替え計画」に対し無償資金協力を実施し、今回はこれに引き続く第二次の計画に対し実施するものである。

  3. わが国政府はこの要請を受け、損傷度、架け替えの緊急性、橋梁周辺一帯の経済発展への寄与等を考慮して、最も緊急性が高いと判断された2橋を対象橋梁として選定し、架け替えを支援することとしたものである。
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