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アゼルバイジャン国立交響楽団に対する文化無償協力について

平成13年2月9日

  1. わが国政府は、アゼルバイジャン共和国政府に対し、アゼルバイジャン国立交響楽団(Azerbaijan State Symphony Orchestra)が楽器(弦楽器、管楽器、打楽器)を購入するため、4,650万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が2月9日(金)、バクーにおいて、わが方廣瀬徹也在アゼルバイジャン大使と先方ポラド・ブルブルオグル文化大臣(Polad BULBULOGHLU, Minister of Culture of the Republic of Azerbaijan)との間で行われた。

  2. アゼルバイジャン国立交響楽団は、1938年の初演以来、唯一の国立交響楽団として、多くの市民に親しまれてきており、また、世界的にも高く評価されている。ロストロポービッチをはじめとする著名な演奏家や指揮者との共演により、国民のみならず、海外公演等で多くの国々の人に喜ばれており、国民の誇りともなっている。
     しかし、この交響楽団の使用する楽器の大半は、1960年代に購入された物で老朽化が著しいが、独立以来の逼迫した財政状況にあるため、新たに楽器を購入するのが困難な状況にある。
     このような状況の下、アゼルバイジャン政府はアゼルバイジャン国立交響楽団が楽器を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対し文化無償協力を要請してきたものである。
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