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サモアの「第ニ次アピア港拡張計画(詳細設計)」に対する無償資金協力について

平成13年2月7日

  1. わが国政府は、サモア独立国政府に対し、「第ニ次アピア港拡張計画(詳細設計)(the project for the Second Development of Apia Port)」の実施に資することを目的として、4,900万円を限度とする額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が2月7日(水)、ニュージーランドのウェリントンにおいて、わが方川島純在サモア大使(ニュージーランドにて兼轄)と先方フェエサゴ・シアオシ・フェプレアイ在ニュージーランド・サモア高等弁務官(His Excellency Mr. Feesago Siaosi Fepulea'i, High Commissioner of The Independent State of Samoa)との間で行われた。

  2. サモアは南太平洋の中央部に位置する典型的な島嶼国であり、国民生活および経済活動は海上輸送に大きく依存している。サモアの首都アピアに位置するアピア港は、日本、豪州、欧州諸国等との間に10の国際的航路を有し、外国貿易のほぼすべてを取り扱う同国唯一の国際貿易港と位置づけられており、生活物資の大部分を輸入品に依存する同国にとって生命線とも言うべき港である。
     同港の大型船用の係留施設としては、30年以上前に建設された桟橋式岸壁が1バース(185m)あるが、鋼杭の腐食による老朽化が進んでおり、岸壁は構造強度の低下から荷重制限が課せられる状況となっている。また、大型船舶の長期荷役による他の船舶の沖待ちの増加やコンテナの大型化が進んできていることから、埠頭の使用に著しい支障を来している。
     このような状況の下、サモア政府は、「第二次アピア港拡張計画」を策定し、この計画のための詳細設計に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。
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