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ボーマス・オブ・ケニア劇場に対する文化無償協力について

平成13年1月12日

  1. わが国政府は、ケニア共和国政府に対し、ボーマス・オブ・ケニア劇場(the Auditorium of Bomas of Kenya)が音響・照明・記録機材を購入するため、4,330万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が1月12日(金)、ナイロビにおいて、森喜朗総理大臣およびダニエル・トロイティッチ・アラップ・モイ大統領立ち会いの下、わが方青木盛久在ケニア大使と先方マーティン・ルーク・オドゥオール・オティエノ大蔵計画省次官(Mr. Martin Luke Oduor-Otieno, Parmanent Secretary, Ministry of Finance and Planning)との間で行われた。

  2. ボーマス・オブ・ケニア劇場は、1970年の創立以来、ケニアに42ある各部族の民族舞踊を上演し、伝統文化の保存、部族間の相互理解、民族・歴史・文化教育の促進に資する活動を行ってきている。しかし、同劇場の音響・照明機材の老朽化が著しく、また各民族舞踊の記録に使用していたビデオ・カメラもその目的に照らせば著しく簡易な機材を使用している。このため同劇場は、音響・照明機材を更新するとともに、伝統文化の記録に適切なビデオ撮影機材を購入することを希望しているが、予算上の制約から困難な状況にある。
     こうした状況の下、ケニア政府は、ボーマス・オブ・ケニア劇場が音響・照明・記録機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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