
キューバに対する一般文化無償資金協力に関する交換公文の署名
平成27年2月16日
- 2月14日(現地時間13日),キューバ共和国の首都ハバナにおいて,我が方佐藤博史駐キューバ大使と先方アントニオ・ルイス・カリカルテ・コロナ外国貿易・外国投資大臣代理(Mr. Antonio Luis Carricarte Corona, Minister a.i. of Foreign Trade and Investment of the Republic of Cuba)との間で,7,500万円を限度とする一般文化無償資金協力「ハバナ市歴史事務所文化会館視聴覚機材整備計画」に関する交換公文の署名が行われました。
- 現在,ユネスコ世界遺産にも登録されているハバナ市歴史地区には,文学,芸術,ハバナ市の変遷の歴史を紹介するための文化的サービス施設が存在せず,地域住民に多様な文化サービスを提供するための文化会館の整備が望まれています。
- この協力は,キューバの首都ハバナ市において,ハバナ市歴史地区の保全と開発を行うハバナ市歴史事務所に対し,視聴覚機材及び照明機材を供与するものです。この協力により,同歴史地区に文化的サービス施設が整備され,キューバ国民の自国の歴史・文化への関心が喚起されると共に,文化遺産保存の重要性に関する啓蒙・教育が行われることが期待されます。
- なお,日・キューバ交流400周年であった昨年には,両国間で様々な交流,記念事業が実施され,日・キューバ両国の友好が深まりました。今回の署名は,この周年事業実行委員会解散式にあわせて行われ,本計画の実施により更なる両国関係の進展も期待されます。
(参考)
- キューバ共和国は,面積109,884平方キロメートル,人口約1,127万人(2012年,世銀),人口1人当たりの国民総所得(GNI)5,890米ドル(2011年,世銀)。