
ギニアビサウに対するノン・プロジェクト無償資金協力に関する書簡の交換
平成27年3月20日
- 3月19日(現地時間同日),ギニアビサウ共和国の首都ビサウ市において,我が方久保雄嗣駐ギニアビサウ臨時代理大使(セネガルにて兼轄)と,イデルフリッド・マニュエル・ゴメス・フェルナンデス国際協力・共同体担当大臣(Mr. Idelfrides Manuel Gomes FERNANDES, Secretary of State of International Cooperation and Communities)との間で,供与額2億円のノン・プロジェクト無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
- ギニアビサウは,人口の6割以上が絶対的貧困にあるなど世界の最貧国の一つであり,電気,水道,病院,学校を含め基礎的インフラの大部分が整備されていません。また,クーデターや内戦が相次いだ結果,インフラの破壊や地雷による被害が続いており,こうした不安定な内政が,更なる貧困を招くという悪循環を生み出しています。
- 本件支援は,このような同国の経済再建・復興及び貧困削減に向けた経済・社会開発の取組を進める上で必要な物品及び役務の購入に充てる資金を供与するものです。
- 本件支援によって,基礎的インフラ整備の促進が見込まれるほか,国際収支及び外貨準備高を改善することにより,経済の安定化に貢献することが期待されます。
(参考)
- ギニアビサウ共和国は,国土面積約3.61万平方キロメートル,人口170万人(2013年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約590米ドル(2013年,世界銀行)。