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アフガニスタンに対する国際移住機関を通じた無償資金協力「災害リスク管理能力強化計画」に関する書簡の交換

平成27年3月10日

  1. 3月10日(現地時間同日),アフガニスタン・イスラム共和国の首都カブールにおいて,我が方正本謙一在アフガニスタン臨時代理大使と先方リチャード・ダンジガー国際移住機関(IOM)アフガニスタン事務所長(Mr. Richard Danziger, Chief of Mission, IOM Afghanistan)との間で,12億円の無償資金協力「災害リスク管理能力強化計画」(The Project for Enhancement of Disaster Risk Management Capacity)に関する交換公文の署名式が行われました。
  2. アフガニスタンは,様々な自然災害発生の高いリスクを抱えていることに加え,中央・県・郡レベルの行政能力や連携の不足,災害関連情報システムの欠如,住民の防災に対する意識の低さなど災害への備えや対応能力が不十分なため,大規模な被害が発生しやすい状況にあります。同国では,人口の約75%が農業に従事し,人口の1/3は1日1.25ドル未満で暮らす最貧困層であり,十分な食糧の確保にも問題を抱えています。災害が農地や住民の生計や生活環境にもたらす被害により,住民の貧困状況や生活環境が更に悪化するという悪循環にも陥っており,これらはコミュニティの不安定化につながる一因にもなっています。このため,同国の開発支援において,災害発生時の緊急人道支援のみならず,防災・減災の観点からの包括的な災害対策が喫緊の課題となっています。
  3. 本件は,IOMを通じ,アフガニスタンでも特に災害リスクの高い10県において,一元化された災害関連情報システムの構築,コミュニティベースでの災害リスク管理体制の構築及び防災インフラ(堡塁)の整備を行うものです。この計画の実施により,国・県・郡及びコミュニティレベルにおける災害リスク管理と対応能力の向上を図り,もって同国の持続的・自立的発展及び平和の定着に寄与することが期待されます。

(参考)

  • アフガニスタン・イスラム共和国の人口は約3,055万人(2013年,世界銀行)。面積は65.2万平方キロメートル(日本の約1.7倍)。
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