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セントルシアに対する無償資金協力「水産関連機材整備計画」に関する書簡の交換

平成26年9月5日

  1. 本5日(現地時間4日),セントルシアの首都カストリーズ市において,我が方佐藤雅俊在セントルシア日本国大使館参事官(トリニダード・トバゴにて兼任)と先方モーゼス・Jn・バプティスト農業・食糧生産・漁業・協同組合・農村開発大臣(Hon. Moses Jn. Baptiste, Minister for Agriculture, Food Production, Fisheries, Cooperatives and Rural Development of Saint Lucia)との間で,セントルシアを対象とした,5億6,000万円の水産無償資金協力「水産関連機材整備計画」(The Project for Improvement of Fishery Equipment and Machinery in Saint Lucia)に関する交換公文の署名が行われました。
  2. セントルシア政府は,開発戦略の一つとして「水産インフラ整備」を掲げ,沿岸及び海洋資源の持続的な開発に取り組んでいます。水産資源の持続的利用のためには,資源管理型漁業の導入に加え,漁獲した水産物を最大限流通させることが重要ですが,同国の水産流通関連施設では冷却設備等の機材の老朽化が進み,鮮度劣化等による流通上の損失が生じています。
  3. この協力は,過去の無償資金協力案件により導入された水産関連施設の機能を回復させ,流通のロスを低減するとともに,資源管理型漁業の導入のための漁場として浮漁礁を設置するものです。この協力により,セントルシアの水産開発計画の実現に資することが期待されます。また,エネルギー効率の良い機材及び冷媒を導入することにより,省エネを通じた温室効果ガス排出削減への貢献も期待されます。
  4. なお,この案件は,我が国が2013年11月に策定した攻めの地球温暖化外交戦略「Actions for Cool Earth: ACE」の中で表明した,2013年から2015年までの3年間の気候変動分野における途上国支援策計1兆6,000億円の一環として実施するものです。我が国としては,すべての国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け,セントルシアと引き続き気候変動分野で連携していきます。

(参考)



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