平成26年5月26日
- 5月23日(現地時間同日),ブルンジ共和国の首都ブジュンブラにおいて,我が方寺田達志駐ブルンジ大使(ケニアにて兼轄)と先方ローロン・カヴァクレ外務・国際協力大臣(H.E. Mr. Laurent KAVAKURE, Minister of External Relations and International Cooperation)との間で,28億円を供与限度額とする無償資金協力「ブジュンブラ港改修計画」(The Project for the Improvement of the Port of Bujumbura)に関する書簡の交換が行われました。
- この協力は,ブルンジの最大の貿易港であるブジュンブラ港の施設改修として,同港にコンテナターミナルの建設や船舶修理施設の建設等を行うものです。
- ブジュンブラ港は,アフリカ大陸で2番目に大きな湖であり,アフリカ大陸のほぼ中央にあるタンガニーカ湖の最北端に位置し,内陸国であるブルンジにとって最大の貿易拠点です。また同港は,タンガニーカ湖がタンザニア,ザンビア,コンゴ民主共和国,ブルンジに面していることから,これらの国々を結ぶ結節点となっており,同湖最大の港でもあります。
地域の重要な貨物の輸送ルートにあり,近年の周辺国の経済成長に伴い取扱貨物量が増加しているにも関わらず,同港にはコンテナ化された貨物を扱う施設がなく,ブルンジ船籍の船を改修する施設もないため,物流コストが割高となっていることや,貨物輸送の安全化および安定化が喫緊の課題となっています。
- この協力により,同港の取扱貨物量が増大するとともに,輸送コストが削減されるなど,ブルンジの貿易が効率化され,また,湖上輸送の安全性や安定性が向上します。
- なお,我が国は昨年6月に開催した第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において,インフラ分野において約6,500億円(65億ドル)の公的資金を投入することを表明しており,本件協力はこれを具体化するものです。
(参考)
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