
タジキスタン共和国及びアフガニスタン・イスラム共和国に対するコミュニティ開発支援無償資金協力「タジキスタン-アフガニスタン国境地域生活改善計画(UNDP連携)」に関する交換公文の署名について
平成26年3月19日
- 本19日(現地時間同日),タジキスタンの首都ドゥシャンベにおいて,我が方今橋啓介駐タジキスタン大使と先方アレクサンドル・ズエフ国際連合常駐調整官兼国際連合開発計画在タジキスタン常駐代表(Mr. Alexander ZUEV, the United Nations Resident Coordinator and Resident Representative of the United Nations Development Programme Tajikistan Office)の間で,総額11億2,900万円のコミュニティ開発支援無償資金協力「タジキスタン-アフガニスタン国境地域生活改善計画(UNDP連携)」に関する交換公文の署名が行われました。
- タジキスタンとアフガニスタンの国境地域は,低所得で,不十分な社会インフラ等の貧困問題を抱えています。また,同地域は山岳地帯であることから,防災体制・国境管理体制も不十分です。そのため,同地域の社会・経済開発を推進することにより,住民の生活を安定させる必要があります。また,タジキスタンとアフガニスタン が一体となって,防災や麻薬密輸への関与の防止等に取り組むことも必要です。
- この計画では,タジキスタン-アフガニスタン国境地域の10県において,地方行政能力強化や基礎インフラ整備,農村における経済活動の促進等のための支援を行います。これにより,対象地域の住民の生活が向上することが期待されます。
(参考)
- タジキスタンは,中央アジアに位置する国で,面積約14.3万平方キロメートル,人口820万人(2013年,国連人口基金資料)であり,人口1人当たりのGNI(国民総所得)は880ドル(2012年,世界銀行資料)。農業・アルミニウム生産・水力発電を主産業としている。
- アフガニスタンは,中東に位置する国で,面積約65.2万平方キロメートル,人口2,982万人(2012年,世界銀行資料)であり,人口1人当たりのGNI(国民総所得)は統計データなし。農業を主産業としている。