
ドミニカ共和国に対する無償資金協力に関する書簡の交換について(日本方式普及ノン・プロジェクト無償資金協力(次世代自動車パッケージ))
平成26年3月13日
- 本13日(現地時間12日),ドミニカ共和国の首都サントドミンゴにおいて,我が方竹谷祐二在ドミニカ共和国臨時代理大使と先方ホセ・マヌエル・トゥルジョールス外務次官(H.E. Mr. José Manuel Trullols,Vice-Minister of Foreign Affairs)との間で,5億円の日本方式普及ノン・プロジェクト無償資金協力(次世代自動車パッケージ)に関する書簡の交換が行われました。
- ドミニカ共和国では,エネルギーの多くを輸入に頼り,輸入超過が同国の財政を圧迫していることから,省エネルギー分野における取組の必要性が高まっています。また,近年では,観光客の増加や急速な都市化に伴い,環境問題が深刻化しています。
- この協力は,エネルギー効率が良く環境負荷が低い我が国の次世代自動車をドミニカ共和国内に普及・促進するための資金を供与するもので,これにより,上記の課題への同国の取り組みを後押しするものです。また,我が国企業が生産した製品が調達されることで,今後の我が国企業の海外展開が促進され,我が国とドミニカ共和国との経済関係が一層強化されることが期待されます。
- なお,この協力は,我が国が2013年11月に策定した攻めの地球温暖化外交戦略「Actions for Cool Earth: ACE」の中で表明した,2013年から2015年までの3年間の気候変動分野における途上国支援策計1兆6,000億円の一環として実施するものです。我が国としては,すべての国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け,ドミニカ共和国と引き続き気候変動分野で連携していきます。
(参考)
- ドミニカ共和国は,面積約4.8万平方キロメートル。人口約1,028万人(2012年,世銀)。人口1人当たりのGNI(国民総所得)は5,470米ドル(2012年,世銀)。