国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

ラオス人民民主共和国に対する無償資金協力に関する交換公文の署名について

平成26年3月4日

  1. 本4日(現地時間同日)ラオスの首都ビエンチャンにおいて,我が方岸野博之駐ラオス大使と先方トンルン・シースリット副首相兼外務大臣(H.E. Dr. Thongloun SISOULITH, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs)との間で,無償資金協力3件に関する交換公文への署名が行われました。
  2. 対象案件の概要

    ア 「環境的に持続可能な都市における廃棄物管理改善計画(the Project for Improvement of Solid Waste Management in Environmentally Sustainable Cities)」(供与限度額:13億8,400万円)

    ラオスにおいて環境的に持続可能な都市として位置づけられている首都ビエンチャンにおける廃棄物管理のための中継基地建設,及び首都ビエンチャン,ルアンパバーン郡,サイニャブリー郡の廃棄物収集車両等の機材調達を行うことにより,廃棄物の収集・輸送環境の改善を図るものです。

    イ 「南部地域前期中等教育環境改善計画(the Project for Improving Secondary School Environment in the Southern Provinces)」(供与額:10億6,900万円)

    ラオス南部3県において,前期中等学校の施設及び設備を新設・建替えることにより,前期中等教育のアクセス・教育環境の改善を図るものです。

    ウ 「気象水文システム整備計画(the Project for Improvement of Equipment and Facilities on Meteorological and Hydrological Services)」(供与限度額:5億8,400万円)

    ラオス全国18ヵ所の気象観測所及び南部4河川の流域を対象として,自動化された気象・水文観測機材の整備及び気象観測データ相互伝達システムを導入することにより,気象水文局の気象・水文観測能力の向上を図り,もってラオスにおける気象災害及び洪水による被害の軽減に寄与するものです。

  3. なお,気象水文システム整備計画は,我が国の2013年以降の気候変動対策に関する途上国支援の一環として実施するものです。我が国としては,温室効果ガス排出削減のため,すべての国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け,ラオスと引き続き気候変動分野で連携していきます。

(参考)

  • ラオス人民民主共和国は,面積約24万平方キロメートル,人口約630万人(2011年),人口一人当たりのGNI(国民総所得)は1,260ドル(世界銀行,2012年)
このページのトップへ戻る
目次へ戻る