
シエラレオネに対する無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換について
平成26年2月6日
- 本6日(現地時間5日),ガーナ共和国のアクラにおいて,我が方二階尚人駐シエラレオネ大使(兼轄,ガーナ駐在)と先方サムラ・マシュー・ウィルソン・カマラ外務・国際協力大臣(Honorable Dr. Samura Matthew Wilson KAMARA, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation) との間で,4億3,000万円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。
- この協力は,シエラレオネの深刻な食糧不足の緩和のため,同国民の主要食糧の一つである米の調達に必要な資金を供与するものです。同国では,国内情勢の安定化に伴い帰還民が増加し食糧需要が高まる一方,長期の政情不安により食糧生産が低迷し,食糧不足が深刻な問題となっています。
- この協力は我が国が,2013年の第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において表明した,対アフリカ支援策の基本理念である「人間の安全保障」の推進の観点を踏まえ実施するものです。この協力により,シエラレオネにおける米の供給状況が改善し,食糧不足や栄養不足人口の削減に貢献することが期待されます。
(参考)
- シエラレオネ共和国は,アフリカ西部に位置し,面積約7.2万平方キロメートル,人口約600万人(2012年,世銀),1人あたりのGNI(国民総所得)580米ドル(2012年,世銀)。