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タンザニアに対する無償資金協力に関する書簡の交換について

平成26年1月17日

  1. 本17日(現地時間同日),タンザニア連合共和国のダルエスサラームにおいて,我が方岡田眞樹駐タンザニア大使と先方サバシウス・リクウェリレ財務省次官(Dr. Servacius B. Likwelile, Permanent Secretary, Ministry of Finance)との間で,以下2件の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

    (1)「ニューバガモヨ道路拡幅計画」(追加的に必要な工事が発生したため,平成22年5月31日に署名済みの供与限度額(48億7,300万円)を,50億9,500万円に変更するもの)

    (2)「ダルエスサラーム送配電網強化計画(詳細設計)」(供与限度額:3,200万円)

  2. 各案件の概要はそれぞれ以下のとおりです。

    (1)「ニューバガモヨ道路拡幅計画」

    この計画は,タンザニア第一の都市であるダルエスサラーム市の中心部(ムウェンゲ交差点)から北部郊外(テゲタ)に延びる約12.9kmの「ニューバガモヨ道路」及び橋梁を拡幅・整備するものです。同道路は,同市中心から放射線状に走る4つの主要幹線道路の一つですが,市内の主要幹線道路で唯一の片側一車線道路であり,交通渋滞が年々深刻化していることから,ダルエスサラーム地域における経済活動の阻害要因となっています。この計画の実施により,同道路の円滑な交通が確保され,ダルエスサラーム地域における経済・社会活動の活性化に寄与することが期待されます。

    (2)「ダルエスサラーム送配電網強化計画(詳細設計)」

    この計画は,ダルエスサラーム市内の変電所の新設・増設・増強や,送電線の増強及び配電線の新設を実施するとともに,これらに係る機材を調達し据付けるものであり,今回の協力では,その詳細設計に必要な資金を供与します。同市は,タンザニア経済の中心であり,近年の経済成長に伴い電力需要が急増し,多くの配電・変電施設において過負荷状態が続いており,送配電・変電施設の整備が急務となっています。この計画の実施による停電時間の減少や病院やホテル等の安定した運営の実現等を通じて,住民の生活環境が改善するとともに,医療・教育サービスや経済・社会活動が活性化することが期待されます。

  3. 我が国は,2013年6月に開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において,「インフラ分野における6,500億円の公的資金の投入」を表明しており,本件協力はこの公約を具体化するものです。

(参考)



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