
コートジボワールに対する無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換について
平成25年12月20日
- 現地時間19日,コートジボワール共和国のアビジャンにおいて,我が方井上進駐コートジボワール大使と先方シャルル・コフィ・ディビ国務大臣兼外務大臣(S.E.M.Charles KOFFI DIBY, Ministre d’Etat, Ministre des Affaires Etrangères) との間で,6億3,000万円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。
- この協力は,コートジボワールの深刻な食糧不足の緩和のため,同国民の主要食糧の一つである米の調達に必要な資金を供与するものです。同国では,国内情勢の安定化に伴い帰還民が増加し食糧需要が高まる一方,長期の政情不安により食糧生産が低迷し,食糧不足が深刻な問題となっています。
- 我が国は,2013年の第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において表明した,対アフリカ支援策の基本方針である「人間の安全保障」の推進の観点を踏まえ実施するものでありこの協力により,コートジボワールにおける米の供給状況が改善し,食糧不足や栄養不足人口の削減に貢献することが期待されます。
(参考)
- コートジボワール共和国はアフリカ中西部に位置し, 面積は約32.2万平方キロメートル, 人口は約2,060万人, 人口1人当たりのGNI(国民総所得)は1,090米ドル(2011年)。