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マラウイに対する無償資金協力に関する書簡の交換

平成25年12月13日

  1. 本13日(現地時間同日),マラウイ共和国の首都リロングウェ市において,我が方西岡周一郎駐マラウイ大使と先方マクスウェル・ムクウェザランバ財務大臣(Maxwell Mkwezalamba, Minister of Finance of the Republic of Malawi)との間で,以下2件の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

    (1)「第三次ブランタイヤ市道路網整備計画」(供与限度額:6億200万円)
    (2)「リロングウェ中等教員養成校建設計画」(為替相場の変動等の事情から,本年5月16日に署名済みの贈与限度額(11億1,800万円)を,13億2,700万円に変更するもの)

  2. 各案件の概要はそれぞれ以下のとおりです。

    (1)「第三次ブランタイヤ市道路網整備計画」

    この計画は,マラウイ最大の商業都市であるブランタイヤ市内において,幹線道路のボトルネックとなっている約1.6kmの区間の整備改修と拡幅を行うものです。同市内の道路は市民生活,産業等に重要な役割を果たしていますが,経年による路面劣化や設計時の交通容量を大幅に超える交通量増加による慢性的な交通渋滞や事故発生が,市民の日常生活や経済活動に支障を与えています。この計画の実施により輸送時間の短縮や渋滞の解消が図られ,安全で円滑な交通が確保されることが期待されます。

    (2)「リロングウェ中等教員養成校建設計画」

    この計画は,リロングウェ市圏内において,中等教員養成校を建設するとともに,必要な機材を供与するものです。マラウイでは,1994年に初等教育を無償化して以降,初等教育修了児童の増加に伴い,中等教育就学者が増加した一方で,教員資格を持つ正規教員の不足が大きな原因となっています。この計画の実施により,質の高い教育を受けた正規教員が,同養成校開校3年後には毎年新たに380人が養成され,同国における中等教育の質の向上に貢献することが期待されます。

  3. 我が国は,2013年6月に開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において,「インフラ分野における6,500億円の公的資金の投入」及び「新たに2,000万人の子供に対する質の高い教育環境の提供」を表明しており,本件協力はこれらの公約を具体化するものです。

(参考)



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