
ジブチに対する無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換について
平成25年11月27日
- 本27日(現地時間同日),ジブチ共和国の首都ジブチにおいて,我が方西岡淳駐ジブチ大使と先方マハムッド・アリ・ユスフ外務・国際協力大臣(兼政府スポークスマン)(His Excellency Mr. Mahmoud Ali Youssouf, Minister for Foreign Affairs and International Cooperation of the Republic of Djibouti, Spokesman of Government)との間で,2億4,000万円を供与額とする無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。
- この協力は,ジブチの主要食糧の1つである米を購入するための資金を供与するものです。ジブチでは,近年の大規模かつ深刻な干ばつによる食糧価格の高騰及び世界経済危機の影響で,多くの家庭が困窮していること加え,隣国のソマリアから流入している大量の難民が経済を圧迫し,食料安全保障上,深刻な状況にあります。
- 我が国は,2013年の第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において,対アフリカ支援策の基本理念である「人間の安全保障」の推進を表明しており,この協力により,ジブチにおける米の供給状況が改善し,食糧不足や栄養不足人口の削減に貢献することが期待されます。
(参考)
- ジブチは,面積2万3,200平方キロメートル,人口90万人(2012年,UNFPA),人口1人当たりのGNI(国民総所得)1,270米ドル(2010年,世銀)。