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アフガニスタン・イスラム共和国に対する国連教育科学文化機関(UNESCO)を通じた無償資金協力「識字能力強化計画(第三期)」に関する書簡の交換について

平成25年10月22日

  1. 本22日(現地時間同日),カブール市において,髙橋博史駐アフガニスタン国大使とパオロ・フォンタニUNESCOアフガニスタン事務所長(Mr. Paolo Fontani, UNESCO Representative to Afghanistan and Head of Office)との間で,「識字能力強化計画(第三期)」(The program for Enhancement of Literacy in Afghanistan (Phase 3))(供与額20億2,000万円)の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
  2. この協力は,アフガニスタン国内18県における約40万人に対する識字教育を実施するものです。また,6,800人の識字教師を育成することで,今後の識字教育の礎とするとともに,同国教育省が独自に識字教育を継続的に実施するための能力向上支援を行うものです。我が国は,2008年以降,UNESCOと連携して,アフガニスタンにおける識字教育を実施しており,本件協力により,識字教育が実施される対象者は累計100万人に達します。
  3. アフガニスタンでは,約30年間にわたる内戦の影響を受け,非識字人口が1,100万人と推定されています。15歳以上の識字率は約40%(男性53%,女性24%)と世界的に見ても極めて低く,特に女性の識字率は世界で最低レベルにあり,その状況は大変深刻です。
  4. アフガニスタン国民に対する識字教育を実施するこの協力により,対象地域における読み書きの能力が向上するとともに,将来は所得向上,治安改善,社会参加等の促進につながることが期待されます。また,アフガニスタン教育省における識字教育に関するデータ収集・分析能力向上,識字教育の管理・モニタリング能力の強化により,教育省が独自に識字教育を継続するための能力の向上も期待されます。

(参考)

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