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アフガニスタン・イスラム共和国に対する国連教育科学文化機関(UNESCO)を通じた無償資金協力「警察識字能力強化計画(第二期)」に関する書簡の交換について

平成25年10月1日

  1. 本1日(現地時間同日),カブール市において,我が方前田未央在アフガニスタン臨時代理大使と先方パオロ・フォンタニUNESCOアフガニスタン事務所長(Mr. Paolo Fontani, UNESCO Representative to Afghanistan and Head of Office)との間で,「警察識字能力強化計画(第二期)」(The program for Literacy for Empowering Afghan Police(Phase 2))(供与額3億300万円)の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
  2. この協力は,カブール県をはじめとする19県における約1万人の警察官に対する識字教育及び識字教師の能力向上のための研修を実施するものです。また,同国内務省が独自に識字教育を継続的に実施するための能力向上の支援を行うものです。我が国は2011年以降,UNESCOと連携して,アフガニスタンの警察官に対する識字教育を実施しており,この協力においては,第一期で養成した識字教師を活用する予定です。
  3. アフガニスタンでは,2014年末の完了を目標とした治安権限の移譲を実現するべく,治安機構を構成する警察の能力向上が喫緊の課題となっており,特に,今後効果的かつ効率的な警察組織を構築する上で,多くの割合を占める非識字者に対する識字教育が急務となっています。
  4. この協力を通じて,警察官に対して識字教育を実施し,読み書きや業務内容に即した語彙を修得させることにより,個々の警察官の職務執行能力が高まり,警察全体の治安維持能力が向上することが期待されます。また,アフガニスタン内務省における識字教師育成システムの構築,警察官識字教育計画の策定及びモニタリング能力の強化により,内務省が独自に識字教育を継続するための能力向上が期待されます。

(参考)

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