
ナウルに対するノン・プロジェクト無償資金協力に関する書簡の交換について
平成25年8月28日
- 本28日(現地時間同日),フィジー共和国の首都スバにおいて,我が方大嶋英一駐ナウル大使(フィジーにて兼轄)と先方シャドログ・ベルニック・ナウル燐鉱石採掘権信託大臣兼通信大臣兼ナウル公共事業公社大臣(Hon. Shadlog Bernicke, Minister for Nauru Phosphate Royalties Trust, Minister for Telecommunications and Minister for Nauru Utilities Corporation)との間で,1億円のノン・プロジェクト無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
- ナウルは,エネルギーや食糧を含む生活物資のほとんどを輸入に依存しており,原油価格,為替変動等の外的要因の影響を受けやすい国であるとともに,近年の天候不順の影響による降水量の減少のため国内が渇水状態にあります。今回の協力は,このような厳しい経済・社会状況にあるナウルに対し,必要な物資を購入するための資金を供与するものであり,これにより同国の財政状況の改善に貢献することが期待されます。
- 我が国政府は,これまで一貫して,ナウルを含む太平洋島嶼国の良きパートナーとして,同地域に対する支援を行っており,本件協力もナウルの繁栄と安定に対する日本の協力として実施するものです。
- なお,本案件は,我が国の2013年以降の気候変動対策に関する途上国支援の一環として実施するものです。我が国としては,すべての国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け,引き続き気候変動分野で連係していきます。
(参考)
- ナウルは,面積21.1平方キロメートル,人口約1万人(2011年)。