平成24年2月27日
- 2月27日(月曜日)(現地時間同日),ウズベキスタンの首都タシケントにおいて,我が方黑田義久駐ウズベキスタン大使と先方ルスタム・アジモフ第一副首相兼財務大臣(Rustam Azimov, First Deputy Prime Minister of the Republic of Uzbekistan, Minister of Finance of the Republic of Uzbekistan)との間で,180億6,700万円を限度とする額の円借款「カルシ-テルメズ鉄道電化計画」の供与に関する書簡の交換が行われました。
- この計画は,ウズベキスタン南部山岳地帯のカルシとテルメズを結ぶ区間(約325キロメートル)の鉄道牽引方式をディーゼル動力から電気動力へ変更することを通じて,今後増加が見込まれる輸送需要への対応を図り,同国及び周辺国の社会経済発展に寄与するものです。
- ウズベキスタンの鉄道は,陸上貨物輸送の50%以上を担うなど重要性が高く,近年の急速な経済成長やアフガニスタン復興に伴う貨物輸送量の増加により,同国では鉄道輸送能力の増強が課題となっています。この計画の実施により,同国内の物流能力が増強され,アフガニスタンを含む地域の安定に貢献することが期待されます。
- 供与条件
(1)金利:年1.20%
(2)償還期間:30年(10年の据置期間を含む。)
(3)調達条件:一般アンタイド
(参考)
- ウズベキスタンは,面積約44万7,400万平方キロメートル,人口約2,780万人(2011,国連人口基金),人口1人当たりのGNI(国民総所得)1,280米ドル(2010年,世銀)。
- 案件位置図(PDF)

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