
キルギス共和国に対する一般文化無償資金協力に関する書簡の交換について
平成23年10月7日
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10月7日(金曜日),キルギス共和国の首都ビシュケクにおいて,我が方丸尾眞駐キルギス共和国大使と先方メリス・マムベトジャノフ財務大臣(H.E. Mr. Melis Mambetjanov, Minister of Finance)との間で, 6,920万円を限度とする一般文化無償資金協力「体育庁柔道器材整備計画(The Project for the Improvement of Judo Equipment of the State Agency of Physical Training and Sports under the Government of the Kyrgyz Republic)」に関する交換公文の署名式が行われました。
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キルギスでは,2010年6月に同国南部で大規模な民族衝突が発生し,多くの青少年が犠牲になりました。24歳以下の青少年が約50%を占める同国では,社会の不安定化に繋がる青少年問題への対応を優先課題として,スポーツを通じた青少年の健全育成に取り組んでいます。特に,柔道については身体とともに精神も鍛錬するものとして,青少年を中心に競技者が増加しています。
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この計画は,畳等が不足し安全に柔道の練習・試合が行えないキルギス国内の練習場に柔道器材を整備することにより,柔道を通じた青少年の健全育成を促進するとともに,我が国との交流が促進され,対日関心が向上するものと期待されます。