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ブルンジに対する無償資金協力「貧困農民支援」に関する書簡の交換について

平成24年3月3日

  1. 3月3日(土曜日)(現地時間2日),ブルンジ共和国の首都ブジュンブラにおいて,我が方髙田稔久駐ブルンジ大使(ケニアにて兼轄)と先方ローロン・カヴァクレ外務・国際協力大臣(Laurent Kavakure, Minister of External Relations and International Cooperation)との間で,1億5,000万円の無償資金協力「貧困農民支援」に関する書簡の交換が行われました。
  2. ブルンジは1993年から10年以上にも及んだ内戦からの復興期にあり,2009年に和平プロセスを完了したものの,国民の多くは依然貧困状態に置かれ,基礎生活環境は極めて困難な状況です。内戦による農地荒廃や干ばつ,和平進展を受けた難民の帰還により,慢性的な食糧不足の状況にあります。
  3. 本件協力は,開発途上国の食糧増産計画支援を目的とし,肥料を購入するための資金を供与するものです。農業は,ブルンジにおいて労働人口の約90%,GDPの約50%以上を占める基幹産業です。本件協力において肥料を供与することにより,同国の農業生産性及び貧困農民の所得向上に寄与することが期待されます。
  4. 我が国は,2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)等において,アフリカ諸国の農業・食料分野における取組みへの協力を強化することを表明しており,今回の貧困農民支援はそれを具体化するものです。

(参考)
ブルンジ共和国は, 面積約2.8万平方キロメートル, 人口830万人(2010年), 人口一人当たりのGNIは160米ドル(2010年)。

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