平成24年2月22日
- 本22日(水曜日)(現地時間同日),ミクロネシア連邦の首都パリキールにおいて,我が方鈴木栄一駐ミクロネシア大使と先方ローリン・ロバート外務大臣(The Hon. Lorin S. Robert, Secretary of Department of Foreign Affairs)との間で,2億5,000万円のノン・プロジェクト無償資金協力「途上国の要望を踏まえた工業用品等の供与」に関する書簡の交換が行われました。
- ミクロネシアは,生活必需品の多くを海外からの輸入に依存していることもあり,貿易収支が恒常的に赤字となっています。今回の協力は,このような厳しい経済状況にあるミクロネシアに対して必要な資機材を購入するための資金を供与するものであり,これによりミクロネシアの経済社会開発努力の促進に貢献することが期待されます。また,今回の協力では,東日本大震災による被災地で生産された製品を調達することにより,被災地の復興にも貢献することが期待されます。
- 我が国政府は,これまで一貫して,ミクロネシアを含む太平洋島嶼国の良きパートナーとして,同地域に対する支援を行っており,本件協力もミクロネシアの繁栄と安定に対する日本の協力として実施するものです。
(参考)
ミクロネシアは,面積700平方キロメートル(奄美大島とほぼ同じ),人口約11万人(2009年)。