平成24年1月20日
本20日(金曜日)(現地時間19日),カーボヴェルデ共和国の首都プライア市において,我が方深田博史駐カーボヴェルデ特命全権大使(セネガルにて兼轄)と先方ジョルジュ・アルベルト・ダ・シルヴァ・ボルジェス外務大臣(H.E. Jorge Alberto da Silva Borges, Minister of Foreign Affairs)との間で供与額2億4,000万円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。
カーボヴェルデでは耕作可能な国土が10%程度にとどまっているため,必要な食料の大部分を輸入に頼らざるを得ない状況にあり,同国では,国内の穀物需要の約8割を輸入に依存しています。また,近年,主たる輸入穀物である米の価格が大幅に高騰しており,2011年11月の米の価格は,2006年同時期の米の価格に比して,6割以上あがっています。我が国は,このような状況を緩和するため,食糧援助の実施を決定しました。
我が国は,2008年5月に開催された第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において,アフリカ諸国の農業・食料分野における取組への協力を強化することを表明しており,本件協力はこれを具体化するものです。
(参考)
カーボヴェルデ共和国は,面積4,033平方キロメートル,人口50.6万人(2009年,EIU),人口1人当たりのGNI(国民総所得)3,720米ドル(2010年,世銀)。