平成24年1月17日
1月17日(火曜日)(現地時間同日),ニジェールの首都ニアメ市において,我が方西内和彦駐ニジェール臨時代理大使(コートジボワールにて兼轄)と先方モハメド・バズム国務大臣・外務・協力・アフリカ統合・在外ニジェール人大臣(SEM MOHAMED Bazoum, Ministre d'Etat, Ministre des Affaires Etrangères, de la Coopération, de l'Intégration Africaine et des Nigériens a l'Extérieur)との間で,4億9,000万円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。
ニジェールは,国連開発計画の人間開発指数が187か国中186位(2011年)であり,世界で最も貧しい国の一つです。また,同国は農業を主産業としており,近年農業生産の増加が図られていますが,度重なる干ばつや人口増加などにより,慢性的に食料が不足しています。
我が国は,2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)をはじめとして,様々な場において,アフリカにおける貧困の削減や食料危機対応への取組みを表明しています。本件援助が,同国の貧困層にも食料を購入する機会を提供するとともに,食料価格の安定に寄与し,同国の貧困削減に貢献することが期待されます。
(参考)
ニジェールは,国土面積約127万平方キロメートル,人口1,529万人(2009年,世銀),人口1人当たりのGNI(国民総所得)は約340米ドル(2009年,世銀)。