平成23年12月21日
本21日(水曜日)(現地時間20日(火曜日)),トーゴ共和国の首都ロメ市において,我が方西内和彦駐トーゴ臨時代理大使(コートジボワールにて兼轄)と先方エリオット・オイヌ国務大臣兼外務・協力大臣(Mr. Elliott OHIN, Minister of Foreign Affairs and Cooperation) との間で,4億2,000万円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。
トーゴにおいては,1993年以降の長期の政情不安による経済的停滞を克服するため国家再建に取り組んでおり,平和の定着及び人間の安全保障といった観点から,基礎生活分野への支援が必要とされています。
同国の農業は雨に依存する天水農業であり,その生産量は天候に大きく左右される不安定なものであることに加え,2007年以来繰り返される洪水被害により,農産物生産への影響が懸念されています。このような状況を緩和するため,我が国は食糧援助の実施を決定しました。
我が国は,2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において,アフリカ諸国の農業・食料分野における取組みへの協力を強化することを表明しており,本件協力はこれを具体化するものです。
(参考)
トーゴ共和国は,面積約5.7万平方キロメートル,人口662万人(2009年),人口1人当たりのGNI(国民総所得)440米ドル(2010年)。