平成23年11月15日
- 11月15日(火曜日)(現地時間14日),リベリア共和国の首都モンロビアにおいて,我が方二階尚人駐リベリア大使(ガーナにて兼轄)と先方トーガ・ジェイウェア・マッキントッシュ外務大臣(Toga Gayewea McIntosh, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Liberia)との間で,5億4,000万円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。
- リベリア共和国では,内戦により破壊された社会インフラは復旧されつつあるものの,国民の多くは依然貧困状態に置かれています。また,難民の帰還や経済成長に伴う人口増加に対して食料の自給が追いつかず,慢性的な食料不足の状況にあります。加えて,隣国コートジボワールから多くの難民が流入していることから食料危機の発生が懸念されています。
- この協力は,同国の深刻な食料不足の緩和のため,同国国民の主要食糧の一つである米の調達に必要な資金を供与するものです。
- 我が国は,2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)等において,アフリカ諸国の農業・食料分野における取組みへの協力を強化することを表明しており,今回の食糧援助はそれを具体化するものです。
(参考)
リベリア共和国は, 面積約11.1万平方キロメートル, 人口360万人(2009年), 人口一人当たりのGNIは160米ドル(2009年)。