平成23年8月16日
本16日(火曜日)(現地時間同日),フィリピン共和国の首都マニラにおいて,我が方卜部敏直駐フィリピン大使と先方アルバート・デル・ロサリオ外務大臣(Mr. Albert F. del Rosario, Secretary of Foreign Affairs)との間で,7億3,900万円を限度とする防災・災害復興支援無償「マヨン火山周辺地域避難所整備計画」(The Project for Evacuation Shelter Construction in Disaster Vulnerable Areas in Province of Albay)に関する書簡の交換が行われました。
フィリピン・アルバイ州においては,フィリピンの中でも特に活動が活発な活火山の一つであるマヨン火山が位置するほか,台風が年平均3~5回襲来するため,火山灰の泥流化,土石流,洪水等による被害が頻発しています。このため,フィリピン政府は,この整備計画を策定し,マヨン火山周辺地域において避難所と位置づけられている学校6校の校舎兼避難所施設を整備することとしたものです。
この協力の実施により,マヨン火山噴火,台風,豪雨等の際の住民が安全に避難できる施設が確保されるとともに,住民に対する安全な学習環境が確保されることが期待されます。
この協力は,2009年12月に発表した,気候変動対策に関する我が国の2012年末までの途上国支援の一環です。我が国としては,全ての主要国による公平かつ実効性のある枠組みの構築と意欲的な目標の合意に向けた国際交渉の進展を目指して,フィリピンと引き続き気候変動分野で連携していきます。
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