平成23年6月30日
本30日(木曜日)(現地時間29日(水曜日)),パラグアイの首都アスンシオン市において,メルコスール首脳会合出席のためパラグアイ訪問中の松本剛明外務大臣とホルヘ・ララ・カストロ・パラグアイ外務大臣(H.E. Mr. Jorge Lara Castro, Minister of Foreign Affairs)との間で,1億3,000万円の無償資金協力「貧困農民支援」に関する交換公文の署名式が行われました。
農牧畜業が主要産業であるパラグアイは,国民の約50%が農村に居住し,その内,小規模農家が農業人口の約8割を占めています。小規模農家の一人当たりGDPは約360ドル程度にとどまっており,大規模農家との格差が社会問題化していることから,貧困農民である小規模農家の生産性の向上は喫緊の重要課題の一つとなっています。
本件協力は,パラグアイの全土で,パラグアイの主要作物(大豆,トウモロコシ,小麦,キャッサバ等)の栽培に必要な肥料を供与するものであり,この協力により貧困農民である小規模農家の生産性向上が期待されます。
(参考)
パラグアイ共和国は,面積約40万6,752平方キロメートル。人口約635万人(2009年,世銀)。
人口1人当たりのGNI(国民総所得)は2,280米ドル(2009年,世銀)。