平成23年6月20日
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本20日(月曜日)(現地時間同日),タジキスタン共和国の首都ドゥシャンベにおいて,我が方中山喜弘駐タジキスタン日本国大使とハムラーハン・ザリフィ同国外務大臣(H.E. Mr. Hamrokhon ZARIFI, Minister of Foreign Affairs)は, 総額1億500万円を限度とする無償資金協力「人材育成奨学計画」(the Project for Human Resource Development Scholarship)に関する交換公文に署名しました。
- アフガニスタンと国境を接しているタジキスタンの安定は,中央アジア地域,ひいてはユーラシア地域全体の平和と安定にとり重要です。我が国は,制度づくりや経済発展,人材育成等の分野を中心に,貧困緩和及び市場経済化に向けたタジキスタン政府の取組みを支援しています。
- 本件協力は,タジキスタンの若手行政官等が日本の大学に留学するために必要な経費等を供与するものであり,我が国はタジキスタンの将来を担う人材が専門知識を修得し,同国の経済社会開発に活かしていくとともに,これらの人材が我が国に対する理解を深めることで,二国間関係が一層深まることを期待しています。
(参考)タジキスタン共和国は,中央アジアに位置する内陸国であり,面積約14.3万平方キロメートル(日本の約4割),人口約710万人(2010年:国連人口基金),一人当たりGNI(国民総所得)は700米ドル(2009年:世銀)。