平成23年2月18日
2月18日(金曜日),南アフリカ共和国の首都プレトリア市において,我が方小澤俊朗駐南アフリカ国大使と先方フィキレ・ムバルラ・スポーツ・レクリエーション大臣(Mr.Fikile Mbalula , Minister of Sport and Recreation South Africa)との間で,6,650万円を限度とする一般文化無償資金協力「南アフリカ柔道連盟柔道器材整備計画(the Project for the Improvement of Judo Equipment of Judo South Africa)」に関する交換公文の署名が行われました。
南アフリカ柔道連盟は1971年に設立された同国唯一の政府認定柔道組織であり,傘下に14支部を有しています。同連盟はこれらの道場を通じて,南アフリカにおける柔道の普及とレベルアップ,柔道を通じた青少年の健全な育成に重要な役割を果たしています。
本計画は,南アフリカにおける柔道振興や柔道を通じた青少年の健全な育成のために,同柔道連盟の活動に必要な柔道器材を整備するもので,同国における柔道環境が改善され,適切な環境の下で柔道の練習や試合を行うことが可能となります。
昨年は,南アフリカにおいてサッカー・ワールドカップが開催され,我が国でも大きな注目を集めた他,日・南ア交流100周年を記念し,日本武道紹介を含む様々な行事が開催されるなど,二国間の友好関係が進展しました。
我が国としては,伝統武道である柔道の普及を日本理解の促進に繋がるものとして積極的に支援しており,本計画により柔道を通じた人的交流が更に深まり,日本独自の文化・精神への関心・理解がより一層促進されることが期待されます。