平成23年3月30日

1. 3月30日（水曜日）（現地時間同日），コソボの首都プリシュティナ市において，我が方岩谷滋雄駐コソボ国大使と先方エンベル・ホジャイ外務大臣（Dr. Enver Hoxhaj, Minister of Foreign Affairs）との間で，5億4,300万円を限度とする無償資金協力「廃棄物管理向上計画」（The Project for Improvement of Solid Waste Management）に関する書簡の交換が行われました。

2. コソボでは，環境分野での取組みが遅れており、ごみ収集機材の老朽化や不足等によって，廃棄物収集が効率的に行われていないことから，公衆衛生の悪化が深刻な社会問題となっています。特に，首都プリシュティナや第二の人口を有するプリズレンでは，近年人口が大幅に増加しているため，緊急にごみ収集サービスを改善させる必要があります。

3. 我が国は，平成22年度補正予算により，我が国の優れた環境・エネルギー技術の海外展開支援として，こうした技術を開発途上国に普及・促進しています。この協力は，こうした取組みの一環であるとともに，自国の持続的経済発展に向けたコソボの努力を支援するものです。

1. コソボ共和国は，面積約1.1万平方キロメートル，人口220万人（2008年，世銀），人口1人当たりのGNI（国民総所得）3,200米ドル（2009年，世銀）。
2. プロジェクト位置図（PDF）