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アンゴラ共和国に対する無償資金協力に関する書簡の交換について(「ポリオ撲滅計画」)

平成23年2月21日

  1. 本21日(月曜日),東京において,訪日中のジョルジ・レベロ・ピント・シコティ・アンゴラ外務大臣(HE Mr. Georges Rebelo Pinto Chikoti, Minister of External Relations of the Republic of Angola)と前原誠司外務大臣による外相会談に続き,シコティ・アンゴラ外務大臣の立ち会いの下,我が方前原外務大臣と先方平林国彦UNICEF東京事務所代表との間で,3億8,300万円を供与額とするUNICEFを通じた無償資金協力「ポリオ撲滅計画」(The Project for the Eradication of Poliomyelitis)に関する書簡の交換が行われました。

  2. アンゴラでは,2005年以降ポリオ流行国からの伝染によりポリオの発生が続いており(2009年は29件),緊急の対策が必要とされています。こうした状況をふまえ,アンゴラ政府はUNICEFと連携し,ポリオ撲滅のため,全国一斉投与に必要な約576万人の5歳未満児を対象としたポリオ・ワクチンの供与等のための支援を我が国に要請しました。

  3. 本計画の実施によって,2011年のポリオ・ワクチンの一斉投与等の実施が可能となり,アンゴラにおけるポリオ撲滅に資することが期待されるほか,ポリオ持続感染国である同国における対策を支援することで,近隣諸国へのポリオの拡大を防ぐことに貢献します。

  4. 我が国は,2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において,ポリオ撲滅を含む保健分野での支援を表明しており,本件協力はその支援策の一環となります。

(参考)アンゴラ共和国はアフリカ西岸に位置し,面積約124.7万平方キロメートルを有し,人口は約1,850万人(世銀,2009年),一人当たりGNI(国民総所得)は3,490米ドル(世銀,2009)。

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