平成23年2月2日
- 本2日(水曜日)(現地時間同日),カーボヴェルデ共和国の首都プライア市において,我が方二石昌人駐カーボヴェルデ国公使参事官(セネガルにて兼轄)と先方ジョゼ・ブリト外務大臣(H.E. Mr. José BRITO, Minister of Foreign Affairs)との間で供与額3億4,000万円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。
- カーボヴェルデで耕作可能な国土は10%程度にとどまっており,必要な食料の大部分を輸入に頼らざるを得ない状況にあります。同国で生産される主な穀物はトウモロコシですが,2009年11月頃~2010年1月頃の収穫期のトウモロコシ生産量は約7,000トンと予想され,これは同国穀物需要の約6%程度とみられており,前年の生産量に比しても減少しています。我が国は,このような状況を緩和するため,食糧援助の実施を決定しました。
- 我が国は,2008年5月に開催された第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において,アフリカ諸国の農業・食料分野における取組への協力を強化することを表明しており,本件協力はこれを具体化するものです。
(参考)
カーボヴェルデ共和国は,面積4,033平方キロメートル,人口50.6万人(2009年,EIU),人口1人当たりのGNI(国民総所得)3,013米ドル(2009年,世銀)。