平成23年1月29日
- 1月29日(土曜日)(現地時間,同日),我が国政府は,アフガニスタンの首都カブールにおいて,我が方廣木重之駐アフガニスタン国大使と先方ピーター・クローリー国際連合児童基金アフガニスタン事務所代表(Peter Crowley, Representative, United Nations Children's Fund Afghanistan Country Office)との間で,4億5,200万円の一般プロジェクト無償資金協力「ポリオ撲滅計画」(The Project for the Eradication of Poliomyelitis)に関する交換公文の署名式が行われました。
- アフガニスタンの母子死亡率は,開発途上国の中でも劣悪であり,特に乳幼児死亡率は世界で最も高い状況です(2010年ユニセフ世界子ども白書)。これまでわが国はユニセフ等と協力して,ポリオをはじめとする感染症対策を支援してきていますが,ポリオに関しては,ここ数年増加傾向にあり,引き続き根絶に向けた国際的な取り組みが必要です。
- 本件協力は,ユニセフを通じ,アフガニスタン全土において,5歳未満の児童(のべ約800万人)に対するポリオ・ワクチンの全国一斉接種を円滑に実施するために必要なポリオ・ワクチン(約290万人分)の調達等に必要な資金を供与するものです。本計画により,アフガニスタンにおけるポリオ予防・撲滅に貢献し,アフガニスタンの乳幼児死亡率を下げることが期待されます。
(参考)アフガニスタンの面積は約65.2万平方キロメートル,人口は約3,000万人である。